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銀行でお金を借りる条件や方法は?消費者金融との違いも解説!

銀行からお金を借りる!というと何だか大層な事をするような気がしてしまうかもしれません。

しかし、昨今は銀行でも消費者金融のような小口融資のカードローンを扱っていますし、フリーローンや目的ローンも資金用途が具体的であれば利用が難しくないといえます。

銀行でお金を借りる場合は、何の目的に使うお金を借りるつもりなのかをはっきりさせておく事が重要です。

銀行ローンは種類によって使い分ける!

銀行にはカードローンの他に、住宅ローンや自動車ローンのような目的別ローン、資金用途自由の高額融資用フリーローン、事業資金用の事業ローンなどがローン商品として扱われています。

銀行でお金を借りたい!と思った時に、どれでもいいからローンに申込んで契約すれば良いわけではありません。

それぞれのローンがどのような目的で組むのに向いているか、以下に簡単にまとめてみました。

カードローン

どんな目的の資金用途でも割と柔軟に契約が可能な小口融資の個人用ローンです。

小口融資なので何百万円という限度額が設定されることは少ないですが、限度額の範囲内で何度でも手軽にキャッシングが出来ます。

銀行カードローンでは即日対応などの利便性が消費者金融カードローンに劣る点が多いですが、低金利でキャッシングが可能なのが特徴です。

また、消費者金融では総量規制の影響で必ず年収の3分の1までしか融資がされませんが、銀行は銀行法による管轄なので最高で年収の2分の1程は融資が受けられる可能性があります。

住宅ローン

住宅ローンは基本的に銀行か住宅ローン専用金融機関で契約する事が多いです。

基本的には戸建ての住宅を建てたり購入する際に銀行住宅ローンを契約します。

ただ、住宅ローンという商品名ではあるものの、不動産運用の為の土地やマンションの購入費用という資金用途でも利用可能です。

融資額がかなり高額になる為、最低でも200万円以上の年収がある事と金融事故を起こしていない事が申し込み条件になっている場合も少なくありません。

借りる金額が高額になる為、金利変動による借り換えをした方が完済までにかか利息が抑えられる可能性があるのも住宅ローンの特徴といえます。

自動車ローン(マイカーローン)

自動車ローンは銀行よりも自動車メーカーや信販会社のローンを販売店で契約する事が多いかもしれません。

自動車メーカーや信販会社の自動車ローンよりも、銀行マイカーローンの方が手続きに時間と手間がかかりますが低金利で借りる事が出来ます。

銀行の自動車ローンが年2~3%程の低金利であるのに比べ、自動車メーカーや信販会社の金利は年5~9%程と高めです。

また、銀行マイカーローンは明確な金利がネットなどでも提示されていますが、自動車メーカーや信販会社の自動車ローン金利は店舗ごとに一律ではないことが多く不明確で分かりにくい傾向にあります。

自動車ローンは、車の購入だけでなく付属品やバイクの購入代金としても利用が可能です。

フリーローン

資金用途が基本的に自由であるという事で、カードローンと混同されることが多いのが銀行フリーローンです。

フリーローンとカードローンの違いは、融資金が受けられる回数と返済のし易さにあるといえます。

フリーローンは契約時に決まった金額を一度借りた後は、完済まで返済しか出来ず追加でのキャッシングなどは出来ません。

また、カードローンでは上乗せ返済や繰り上げ返済といった臨時返済が手数料なしでATMなどからでも簡単に可能ですが、フリーローンの臨時返済は繰り上げ返済手数料や銀行振込手数料がかかったりします。

ただ、フリーローンは一度きりの融資なのでカードローンよりも纏まった金額が借りやすく、追加キャッシングが出来ない事で借り過ぎてしまう可能性が低いです。

ただ、具体的な資金用途が決まっている場合は、フリーローンよりも用途に合わせた目的別ローンで契約した方が低金利になる事があるので注意しましょう。

事業ローン

銀行借り入れというと事業資金融資のイメージが強いかもしれません。

昨今は消費者金融や事業資金専用の金融機関がビジネスローンを扱っている事も多いですが、事業ローンに関しては銀行で借りた方がノウハウがしっかりしており安心感があります。

その代り、銀行の事業資金ローンは事業計画や収支などを証明する必要書類が多く、担当者との面接などもあり審査基準は高めです。

事業資金はカードローンやフリーローンといった資金用途自由のローンでは借りられないことが多いので、きちんと事業ローンやビジネスローンとして別で借りる必要があります。

会社がある地域の地方銀行や信金・労金などで組むことが多いといえるでしょう。


カードローン以外の銀行ローンではなるべく資金用途を具体的にし、時には資金用途を証明出来る資料などを用意する事が重要です。

また、少額向きキャッシングの銀行カードローン審査に通過出来ないような与信状態では、他のフリーローンや目的別ローンの審査通過は厳しいといえます。

銀行と消費者金融の違いは?

銀行ローンと消費者金融ローンの大きな違いは金利と契約・融資にかかる時間の2点といえるでしょう。

銀行ローンはどの種類のローンでも大体は消費者金融で扱っているものより金利が低いです。

例えば、カードローンであれば銀行カードローンの金利平均が年14.0%程であるのに対して、消費者金融カードローンの平均金利は年18.0%程なので約4.0%金利差があります。

ローン金利は、一番低い下限金利と最高金利の上限金利の間で審査で決まる。と銀行も消費者金融もしていますが、100万円未満の少額キャッシングの場合はほとんど一番高い数値の上限金利が適用されます。

銀行カードローンでは限度額毎に金利の設定が細かく変わるので、増額する事で金利が引き下げられたりしますが消費者金融はそれほど変わりません。

また、同じ銀行で種類が違うローンやローン以外の取引をしている事で、銀行ローンでは金利引き下げサービスをしている事もあります。

その為、金利という点でローンを選ぶ場合は消費者金融よりも圧倒的に銀行の方がおすすめです。

即日キャッシングするなら消費者金融の方がおすすめ

ただし、申し込みから契約・融資までにかかる時間でローンを選ぶ場合は消費者金融に軍配が上がります。

特に消費者金融カードローンは審査時間が最短30分という早さで、融資も申し込み当日中に対応しており即日キャッシングが可能です。

少し前までは、銀行のカードローンであれば即日審査や即日融資に消費者金融と変わらないくらいの精度で対応していましたが、2018年1月以降は銀行での即日対応が停止されています。

というのも、2017年くらいから銀行カードローンでの過剰貸付が指摘され、2018年現在は銀行カードローンでの融資を自粛しているからです。

銀行カードローン審査では従来の審査に加え、警察庁データベースでの本人確認をする為、即日審査・即日融資対応が不可能となっています。

その為、銀行カードローンで契約する場合は申込から融資までに早くても2~3日かかってしまう点に注意が必要です。

急遽現金が必要で今日中にキャッシングしたい!といった場合は消費者金融カードローンに申し込むのが良いでしょう。

銀行審査は厳しい!消費者金融審査は甘い!は本当なのか?

審査基準が銀行の方が厳しい!という情報がネット上には多いですが、信用情報に返済遅れなどの傷もなく安定した収入があるなら、それほど審査通過が消費者金融と比較して難しいという事はないです。

ただ、平均的な銀行金利よりも低金利な設定をしている銀行のローンは、申し込み条件に年収や勤続年数の規定があったりするので審査通過できる方が限られてくる傾向にあります。

申し込み条件を設けている銀行ローンの審査に通過したい場合は、年収が200万円以上勤続年数が1年以上が最低限の審査通過条件となっている事が多いです。

その為、審査基準に消費者金融とそれほど差がない銀行に申込む場合でも審査通過が不安なら、年収200万円と勤続年数1年を目安に自身の状態を確認してどちらに申し込みをするか決めると良いでしょう。

アルバイト・パートは銀行でお金が借りられる?専業主婦は?

特に審査について心配なのはアルバイトやパートなどの非正規雇用の方だと思います。

基本的に銀行カードローンであればアルバイト・パートの方でも審査通過しお金を銀行から借りる事は可能です。

カードローンは銀行でも消費者金融でも、最低限安定した収入があれば契約出来る傾向にあります。

確かに雇用形態が正社員の方が審査上での評価は高いですが、アルバイト・パートだから銀行審査に落ちる!という事はないです。

また、銀行カードローンでは自身には収入がない専業主婦(主夫)の方でも、配偶者の収入を基準にキャッシングが出来ます。

消費者金融は総量規制の規定により自身の年収がないと融資が出来ませんが、銀行はその範囲ではないので専業主婦の方にでも融資が可能です。

ただし、専業主婦の方以外で無職の場合は銀行でも消費者金融でもお金を借りる事は不可能となっています。

個人融資と事業融資の審査基準は違う?

銀行ローンの審査基準は個人で契約するか法人で契約するかで変わってきます。

というのも、一個人が借りる金額と企業が借りる金額ではかなり差があり、後者の方が明らかに高額の融資になるからです。

銀行の事業ローンの審査は契約する銀行やローンプランにもよりますが、わりと審査通過が厳しい傾向にあります。

高額の事業資金を借りたけど、事業に失敗して大赤字になってしまった!では困るような金額を事業ローンでは扱いますから、銀行側が借入側の会社や企業、事業主において個人ローン以上の信用がおけなくてはいけません。

その為、事業ローンの説明の部分でも述べましたが、事業資金の銀行審査では必要な書類が多く面接などの審査もあるのです。

個人ローンの場合は、高額融資といっても住宅ローンは家や土地などの担保や保証料金などで貸し倒れをある程度軽減できますし、その他目的別ローンやフリーローンで借りられる金額はせいぜい高くても1,000万円未満といえます。

ところが、事業資金の場合は何千万円や億でお金が動くので、個人ローンの審査基準とは異なった基準でありハードルが高いのです。


銀行の審査が厳しい!というのは事業ローンのように高額を借りる際に審査基準が高くなるだけであって、カードローンのような少額の個人向け融資ではそれほど審査基準が高いわけではありません。

銀行でお金を借りる場合でも最低限の条件を満たしていれば、それほど難しい事ではありません。

しかし、借りる金額が高額になるローンの場合はそれなりに返済能力が審査で見込まれないと、希望額満額借りられなかったり審査に落ちたりするので注意しましょう。

銀行ローンの申し込み条件を満たし、金融事故などを起こしていない綺麗な信用情報の状態であれば、銀行でお金を借りられる可能性は高いです。

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